印刷用語集_第2弾
印刷用語集_第2弾!
今回は、製本作業(中綴じ製本やくるみ製本)の際によく飛び交う用語をピックアップしてみました!
「表1・表2・表3・表4」
冊子の一番外側にある、本文をくるんでいる表紙の紙は、実は4面に分かれています。
下記の様に言い換えるとわかりやすいです。
■表1→表紙
■表2→表紙のウラ
■表3→裏表紙のウラ
■表4→裏表紙
データ作成を請け負っている方や、印刷関連の方は馴染みがありますが、
普段使う用語ではないですよね。
「背表紙」
背表紙は表1と表4をつなぐ、冊子の背の部分の事をいいます。
本棚に立てたときに見える面です。
くるみ製本の場合は、背幅がある為、表題の文字を入れることが可能です。
「つか(束)」
上でご紹介した、背表紙の背幅の事をいいます。
「束は〇〇mm?」と表紙のデータを作成するときに必ず使います。
くるみ製本で表紙のデータを作る際は、「表1・つか・表4」の様に、
3面がくっついている状態のデータを作る必要がある為、本文のページ数と紙の種類を考慮し、
つか(束)を計算する必要があります。
プリントマンでは、くるみ製本印刷用データ作成ガイドページ内に、
背幅(束)の自動計算ツールをご用意しております。
紙の種類によって厚さが全然違ってくるのが面白いので、
ぜひ試しに使ってみてください。
「ノド(ノド元)」
ノドは、冊子の開いた際、紙が綴じられている中央部分の事を言います。
製本方法によって、ノド元の開き具合が異なる為、注意が必要です。
・中綴じ製本 → ノド元まで開くことができる為、
見開きのパンフレットやカタログ等の写真入り冊子に向いている
・くるみ製本 → ノド元まで開きづらいが、ページ数の多い冊子を作ることが出来る
文章がメインの単行本や参考書、テキスト向き
「小口」
本を開いたとき、外側にくる紙の端部分のことをいいます。
くるみ製本では、インデックスが配置されている部分ですね。
この小口も、製本時に数ミリのズレが起きやすい為、
データを作る際は、紙端から余裕を持って文字を配置する必要があります。
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いかがでしょうか。
今回紹介した中で、
「つか」・「ノド(ノド元)」・「小口」は、
製本用のデータを作成する時にとても重要な場所になります。
冊子製作の際のご参考になさってください。
では、また第3弾で!