系譜・家系図の複製
先日、家宝である家系図譜の和本を複製したいとご依頼がございました。
※丁寧に作成された和綴じ本です。
和綴じ本を保護するための、丸帙(まるちつ)とセットになっています。
お打合せをさせていただき、原本の予備として作成をご希望だったので、
原本とは製本方法が異なりますが、短納期でお仕上げ出来る、プリントマンの人気サービス
くるみ製本(無線綴じ)でお仕上げすることに決まりました。
和綴じとくるみ製本(無線綴じ)の製本方法の違いは以下となります。
《和綴じ》
和綴じは、袋綴じの本文(2つ折りにした和紙)と表紙を重ね、右側に小さい穴を数個あけ、糸で綴じていく製本方法です。
和綴じは手作業独特の温かみを感じられ、和の風合いが特徴です。
また、経年劣化しにくく、耐久性も高い為、まさに家系図や歴史書にぴったりの特別感のある本が仕上がります。
《くるみ製本(無線綴じ)》
くるみ製本は、両面印刷した紙を重ね、本文の背の部分に接着剤をつけ、表紙でくるみ、製本します。
文庫本や参考書、教科書等に多いい製本方法です。
書店で目にする本は、このくるみ製本(無線綴じ)が多いいですね。
和綴じより、安価かつ短納期で製本することが可能です。
作業時は、原本を傷めないよう、一枚一枚丁寧に手載せスキャンをし、原本の雰囲気とかけ離れないように、紙の選定や表紙の色味に注意しながら製本いたしました。
手載せスキャンをする際は、紐やテープを取り、一度バラバラの状態にしなければなりませんが、お返しする前に元通りになる様、和綴じに再度製本もしております。
ご自宅に眠っている、お手製の和綴じ本をより多くの人に読んでもらう為、家系図の和本をより多くの親族に見てもらう為など、プリントマンの書籍一冊まるごとコピーサービスを是非ご利用ください。
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