無線綴じとも呼ばれるくるみ製本は、ホチキス等を使用せずに綴じる、ページ数が多い冊子の作成に適した製本方法です。
表紙でくるんで固定する行程からくるみ製本とも呼ばれております。
専用の機械を使用して圧力をかけ、揃えてから接着剤が乾くまで固定します。強度も強く耐久性も充分。
「商品カタログ」や「会社案内」「パンフレット」などのビジネス利用はもちろん、「情報誌」や「広報誌」「同人誌」「文庫本」「カタログ」「月刊誌」など、幅広い用途でご利用いただけます。
背表紙があるため書棚に保存しても見つけやすく整理しやすいという点でもおすすめです。
くるみ製本のメリット
くるみ製本の1番のおすすめポイントは、背表紙があることです。
高級感があるのはもちろん、タイトルを入れたり、デザイン性を高めることも可能です。
ページ数の多い場合にもしっかりと耐久性のある製本が可能です。
くるみ製本のデメリット
くるみ製本製本の構造上、見開きデザインやページ数の少ない冊子を作る際には向いていません。
ご入用の際には、中綴じ製本をご利用ください。
こんな用途におすすめ
- *テキスト・資料集
- *学術誌・論文集
- *教科書・オリジナル問題集
- *小説・文庫本
- *カタログ
その他、お仕上がりについてカスタマイズ製本も承ります。
品質の良い用紙を使用して作成したい、表紙だけ上品な紙で仕上げたい、1日でも早く欲しい、大量に作成したい等、お客様のあらゆるご要望にお応え致します。
ご用途に応じてお見積もりいたしますのでまずはお気軽にお問い合わせください。

製本料金のご案内
くるみ製本料金表
下記「製本料金」+ 別途「本文印刷/表紙印刷」となります。
ご納期は5営業日〜のご案内です。
【 くるみ製本料金表 】 *別途消費税がかかります。
(単価:円)
部数 単位 料金
1部 一式 6,000
2部 一式 6,500
4部 一式 7,000
6~ 8部 一式 7,500
10~18部 一式 8,000
20~28部 一式 9,000
30~38部 一式 10,000
40~48部 一式 11,000
50~58部 一式 12,000
60~78部 一式 13,000
80~98部 一式 14,000
100~148部 1冊につき 140
150~198部 1冊につき 135
200~248部 1冊につき 130
250~298部 1冊につき 125
300~348部 1冊につき 120
350~398部 1冊につき 115
400~448部 1冊につき 110
450~498部 1冊につき 105
500部~ 1冊につき 100
※コピー・印刷代金は別途かかります。
※2部以上は偶数のみのお承りとなります。
● 表紙を別の用紙にする場合や、本文用紙をコピー用紙以外にする場合はご相談ください。
● 背幅(つか)が必要になります。
● 上記の価格表は背幅(つか)が2cm以下の単価となります。
2cm以上になる場合はご相談ください。
ご注文について
【綴じ方向(右綴じ・左綴じ)】
本・冊子には「左綴じ」と、「右綴じ」がございます。
表紙を上に冊子を置いて、綴じの部分が左側に来るのが「左綴じ」、右側に来るのが「右綴じ」です。
左綴じは、主に本文が横書きの場合に多く利用されます。
【用途】 パンフレット、専門書、洋書など
右綴じは、主に本文が縦書きの場合に多く利用されます。
【用途】 小説、雑誌、専門書、同人誌など
ご注文時、ご希望のお仕上がりをお申し付けください。

【表紙について】
表紙は全部で4面ございます。
・オモテ表紙(表1)
・オモテ表紙内側(表2)
・裏表紙(表4)
・裏表紙内側(表3)
データ入稿の際は、2面の場合は表紙(表1)・裏表紙(表4)のつながったデータ、4面の場合はプラス表紙内側(表2)・裏表紙内側(表3)のつながったデータを作成してください。
※データ作成方法につきましては下記の入稿方法_表紙のみフチなし印刷をご参照ください。

【本文について】
お仕上がりは全てフチあり印刷となります。
【入稿方法】
PDF・Adobe Illustratorでのデータ入稿が可能です。
ご希望のお仕上がりによってデータ作成方法が異なってまいりますので、下記よりご確認ください。
Office(Excel、Word、PowerPoint)作成データはお客様のPC環境との違いによりフォント(書体)が化ける可能性がありますので必ずPDFに変換の上ご入稿をお願い致します。
◾️PDF入稿_フチあり印刷(四方に余白が入ります)
PDFデータでのご入稿をお願いいたします。
ご入稿の際は、印刷したいページ順にPDFの連続データをお送りください。
◾️Illustrator入稿_表紙のみフチなし印刷(本文には四方に余白が入ります)
表紙は、背幅のあるトンボ(トリムマーク)付きのIllustrator(AIデータ)または、PDFの完全データでのご入稿をお願いいたします。
背幅の計算方法は下記の「背幅の計算・作成方法」をご覧ください。
※本文はPDFの連続データにてご入稿をお願いいたします。
表紙2面の場合
Illustrator内に1枚のアードボードを配置し、表紙(表1)・裏表紙(表4)のつながったデータをご入稿ください。
表紙4面の場合
Illustrator内に2枚のアードボードを配置し、表紙(表1)・裏表紙(表4)のつながったデータと、表2表3に印刷する場合は表2表3がつながったデータをご入稿ください。

塗り足しについて
塗り足しとは、断ち切り(裁ち落とし)のデザインの際に印刷サイズの外側にまで色や写真を伸ばしておく処理のことです。
フチなし印刷(紙端まで色を印刷したい場合)には、この塗り足しが必ず必要となります。
塗り足しは、仕上がり線(断裁線)よりも天地左右にそれぞれ最低3mm外側まで背景を拡大するよう作成してください。

【背幅(つか)の計算・作成方法】
無線綴じ冊子は製本の特性上背幅(つか)が必要です。(用紙の厚さとページ数によって変わります。)
下記自動計算ツールにて大凡の幅が計算いただけます。
背表紙へデザインをご希望される場合は、必ず背幅計算をご利用の後、データ入稿下さいますようお願いいたします。
背幅(つか)計算
表紙・本文用紙と本文のページ数から背幅(つか)を計算できます。
※ 背幅は「遊び紙」や「口絵」を入れていたり、製本時の糊のつき具合、選択された表紙の厚み等により±0.5ミリ程度の誤差が出る旨、予めご了承下さい。
◇文庫本のようなお仕上がりも可能です !
用紙を注文する際、表紙を「ゴールデンアロー」、本文を「キンマリ(書籍用紙)」とご選択いただくと、文庫本のような仕上がりになります。
上品で目に優しい書籍用紙は淡いクリーム色が黒い文字とのコントラストを和らげ、長時間読んでいても目が疲れにくく、柔らかくしなやかなめくりの良さ、高級感のある質感が特徴です。
【ページ番号(ノンブル)について】
通常は、入稿データのページ順のまま印刷されます。
ページ番号(ノンブル)はデザイン上、付けない方が良いケースもありますので、付ける・付けいないはお客様の自由です。
複数データの場合、隠しノンブルやファイル名に番号を付け、ページの順番がわかるよう作成してください。
弊社ではPDF入稿の場合のみノンブルをお付けすることも可能となっておりますので、ご希望の場合はご注文時にお申し付けください。

【ご注文時にご注意ください】
無線綴じ製本は加工特性の関係上、印刷物のページを開くと、センター部分まで開くことが出来ません。
見開きに渡るようなデザインの場合は、センター付近の絵柄が見えなくなる可能性がありますのでデータ作成時、仕上がりを考慮してレイアウト頂けますようにお願い致します。
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