ドンコ穴の由来とは?
「ドンコ穴」と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?
ルーズリーフや書類を綴じるための、あの穴がたくさん空いた部分を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実はこの「ドンコ穴」、印刷・製本業界ではおなじみの言葉なのですが、その由来を知っている人は意外と少ないかもしれません。
今回は、そんなドンコ穴の由来について、ご紹介します。
ドンコ穴ってなに?
ドンコ穴とは、書類や伝票などをファイルに綴じるために、紙に等間隔に開けられた穴のことです。
主に、ルーズリーフやバインダー、パンフレットなどに使われています。
よくある穴の数は、A4サイズ30穴、B5サイズ26穴です。
ドンコ穴の由来
ドンコ穴の由来には、主に2つの説があります。
1. 穴あけ機の音
昔の穴あけ機は、モーターが使われる以前の、手回しの機械でした。
この機械で穴をあける際に、「ドンコ、ドンコ」という音が鳴っていたことから、この名前がついたと言われています。
2. ドンコという魚
ドンコとは、カワムツやヌマチチブなどのハゼ科の魚のことです。
この魚の体にある模様が、ドンコ穴に似ていることから、この名前がついたと言われています。
有力な説は?
どちらの説が有力かについては、様々な意見がありますが、穴あけ機の音から名付けられたとする説が、より有力であると考えられています。
その理由は、ドンコ穴が使われ始めた当初、手回しの穴あけ機が主流だったことが挙げられます。
業界用語としての「ドンコ」
印刷・製本業界では、「ドンコ」という言葉は、穴あけ加工そのものを指す場合もあります。
例えば、「ドンコ穴加工」や「ドンコ穴あけ」といった言葉が使われます。
穴の大きさ、穴と穴の間隔、紙の端までの距離(奥行き)など、ご希望に応じてお承りいたします。
新学期・年度末の、テキスト・資料のご依頼、お気軽にご相談ください。
ドンコ穴につきましては、仕様によって料金が異なりますので、まずはお問い合わせください。